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PHYLOSOHY

最後まで大切に使いたい。


革製品というのはもともと、

食用肉の残りの皮 を加工した副産物です。

気の遠くなるほどさまざまな工程を経て

”皮”は ”革”になります。


ある日、その工程の中で

どうしても出てしまう端材を発見しました。

それは、漉き革 ・床革と呼ばれ、

製品加工前に革の厚みを調整するために

漉かれた革でした。







普段からお肉を食べ、革を纏いますが、

動物から頂いた命であることに目を背けず、

最後まで大切に使いたい。



そのような想いから

プロジェクトがスタ ートしました。






自然が作り出す皮の表情。


東京の漉き職人の工房には、

卓越した技術で漉かれた床革が

無数にありました。

その床革には、

美しく整えられた銀面にはない、

皮本来の傷や跡がそのまま残されていました。









長年にわたって生きた証拠である

その跡には整えられた革にはない風合いがあります。

脂肪や血管の跡、

時とともに退色した部分も

自然が作り出したありのままの表情。




私の目にそれはとても美しく見え、

意匠と独創的なアイデアのもと、

再構築することで作品を作ろうと決めたのでした。

できることを考える。


環境問題が叫ばれる昨今ですが、

アップサイクル、ダウンサイクルなど、

少しの違和感がありました。

両方とも環境に配慮していることなのですが、

結局ごみになってしまう。





しかし、

それが使うものや、

役に立つ道具でなければ、

使い古すことも朽ちることもない。


ただただ、

メッセージの象徴であること。

美しくあること。

少しだけ幸せを感じられるもの。

それに意味があるのかもしれない。




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